都内を中心に展開するレンタルオフィス
エキスパートオフィスを実際に内覧して
スタッフさんに案内してもらいながら質問した上で
設備やサービスを比較してまとめました。
ぜひ目次を確認の上必要事項をご確認ください。
類似サービスを提供している
ビジネスエアポートの記事はこちら
Contents
エキスパートオフィスサービス一覧
エキスパートオフィスでは
おおまかに
『レンタルオフィス』と
『コワーキング』
『バーチャルオフィス』
利用の3つにサービスを分けています。
エキスパートオフィスのサービスを
主観で定義させてもらうと
『レンタルオフィス』は完全個室で
机や椅子、有線LAN等を備えてあるオフィスと
共用ラウンジでゲストと打ち合わせ可能
『コワーキング』は
コワーキング用に指定された場所で
作業のみを目的とする方向けのサービスで
ラウンジでゲスト招待は不可で
呼ぶ場合は会議室予約必須です。
『バーチャルオフィス』
は住所利用目的のみですね。
以下詳細を解説していきます。
レンタルオフィスの概要と料金
レンタルオフィスのプランを要点を箇条書きにします。
店舗ごとにエキスパートオフィス側で
設備としてあるものが変わります。
店舗によって料金が変わります。
・全店舗あり
・壁がある完全な部屋を使用できる(施錠可)
・全店舗のラウンジを店舗営業時間内利用できる
・全店舗のラウンジにゲストを呼んで打ち合わせできる
・各部屋高速インターネット・LAN・Wi-Fi
・『050』ではじまるIP電話取得(通話料別途)
・不在時の来客対応(英語可)
・24時間利用可
使い勝手としてはとても良く
オプションではなく電話番号が
取得できるのは嬉しいですね。
研修されている感があり頼もしいです。
コワーキングの概要と料金
・全店舗あり
・指定された区画をコワーキング利用できる。
(ゲストのラウンジ利用は不可)
・『050』ではじまるIP電話取得(通話料別途)
・不在時の来客対応(英語可)
・24時間利用可
エキスパートオフィスのコワーキングスペースです。
予備校の自習室みたいなカジュアルな感じですね。
郵便受取や登記用住所で利用したい場合は
別途『住所利用・法人登記・郵便物転送』
の有料オプション(月額 8,000円)
を利用する必要があります。
またコワーキング利用でも
『050』ではじまるIP電話取得できます。
気をつけたい点として上の詳細にも書きましたが
ラウンジを使うことができるのは登録した本人のみで
ゲストを呼ぶことはできません。
ゲストを呼んで打ち合わせをしたい場合は
会議室を予約する必要があります。
バーチャルオフィス スタンダードパッケージの概要と料金
・住所利用・法人登記
・郵便物転送(週1)
・不在時の来客対応
・『050』の専用電話取得
利用可能な有料オプションとして
・ラウンジ利用
・会議室利用
・電話秘書サービス
・専用FAX番号
として利用することができます。
バーチャルオフィス ライトパッケージの概要と料金
・住所利用・法人登記
・郵便物転送(週1)
・不在時の来客対応
ライトパッケージは一切の有料オプションの利用ができません。
バーチャルオフィスは
住所登録と郵便受け取りに特化したサービスです。
エキスパートオフィスはドロップイン利用はできない
エキスパートオフィスは月額プランのみの利用になります。
ドロップイン利用、時間や日課金の利用プランはありません。
エキスパートオフィスの設備やオプション
エキスパートオフィスがレンタルオフィスで用意してある基本設備
スタッフさんにお願いして
東京店の2,3名用の
レンタルオフィスを見せていただきました。
椅子
机用引き戸棚(ロック付き)
有線LAN
IP電話
これがエキスパートオフィスの基本設備です。
オフィスにあるコンセント付きのテーブルは
エキスパートオフィス特注のものです。
共用ラウンジ
利用できる時間は各店舗
9:00-17:30になります。
ラウンジは契約プランによって
利用条件が異なります。
レンタルオフィス
・月額使用料で利用できる
・ゲスト招待可
コワーキング
・月額使用料で利用できる
・ゲスト招待不可
バーチャルオフィス・スタンダードプラン
・ラウンジ利用代 1時間800円
・ゲスト招待不可
バーチャルオフィス・ライトプラン
・ラウンジ利用不可
ラウンジにゲストを招待できるのは
レンタルオフィス会員のみとなります。
コワーキング及びに
バーチャルオフィスのスタンダードプランは
ラウンジ利用は有料になりますが
ゲストを呼ぶことはできません。
自身の休憩利用のみとなります。
正直それなら有料でラウンジを使う
シチュエーションって少ないのではと思いますが。
東京店を確認する限り
そこまでラウンジの席数がないので
コワーキングとバーチャルオフィスの会員まで
ラウンジのゲスト利用を可能にすると
すぐ埋まってしまうからなのかもしれません。
コワーキングスペース
各店舗にコワーキング用の部屋があり
その中に仕切りがあるテーブルがあるので
そこでフリーアドレスで作業するシステムです。
私物を置いたり、席の事前予約はできません。
会議室
会議室は有料で利用することができます。
契約プランによって価格が変わります。
レンタルオフィス・コワーキング契約の会議室価格
6名用 1,500円
8名用 2,000円(品川)
16名用 6,000円(新橋)
バーチャルオフィス・スタンダードプラン
レンタルオフィス・コワーキングよりも
会議室利用料が高くなります。
新横浜 4名用 1,500円
エントランスに社名プレート掲示
エキスパートオフィス登録店舗のエントランスに
社名プレートを掲示することができます。
12cm×12cm
製作費 20,000円 月1,500円
12cm×24cm
製作費 25,000円 月3,000円
24cm×24cm
製作費 30,000円 月6,000円
エキスパートオフィス品川 (白黒 社名のみロゴ不可)
月額 5,000円(製作費込み) 設置場所ビル2階受付付近
※ データが『ai』以外の場合別途5,000円
ロッカー
エキスパートオフィス内にある専用ロッカーを
月額2,000円で利用することができます。
カギはダイヤル式です。
住所利用・法人登記・郵便物転送
コワーキング利用の方は
月額8,000円で法人登記で利用できる住所登録と
郵便ポスト、週1回の郵便物転送サービスを利用できます。
レンタルオフィスプラン
バーチャルオフィスプランには
月額使用料に含まれています。
複合機
コピーやプリントアウトは
白黒10円、カラー35円で使えます。
スキャンは無料でできます。
代金はまとめて月末に支払う形です。
市外局番『03』取得 (2020年2月現在一時休止中)
IP電話『03』番号を
初期費用 10,000円
月額回線利用料 3,000円+通話料
(通話料15円/3分 携帯とPHS宛30円/1分)
で使うことができます。
ティーサーブ
一杯200円(茶菓子付き)で
ティーサーブを頼むことができます。
ラウンジや会議室に
ゲストを呼んだ時などに使いたいですね。
フリードリンク
ちなみにコーヒー結構美味しいです。
ビジネスエアポートの記事でも書きましたけど
最近のコワーキングやオフィスのコーヒーって
美味しくなりましたよね。
オフィスファミマ 購買スポット
全店舗確認したわけではありませんが
箱に現金を入れるスタイルで
カップ麺やお菓子を販売しています。
OURS ROOM (イートインスペース)
ランチ等食事がOKなスペースです。
コワーキングスペースやラウンジでも
軽飲食はできますが
匂いが強い食事などはNGなので
しっかり食事をしたいと時はこちらを使います。
電子レンジや自動販売機があります。
エキスパートオフィスのHPを見た上での注意点やあるある
エキスパートオフィスのHPを見た上での
注意点や疑問点あるあるをまとめてみました。
先ほど書いた事の繰り返しになる箇所もありますが
ぜひご確認ください。
利用プランは自分でカスタマイズする意識が必要
エキスパートオフィスは
月額基本料を少なめにし
必要に応じて有料オプションをカスタマイズして
プランを使う側に設定もらうコンセプトです。
特にコワーキング、バーチャルオフィス
プランはその意識が必要になります。
まず注意点として
月額使用料はコワーキング>バーチャルオフィスですが
バーチャルオフィスのサービスが
コワーキングのサービスに
全て含まれているわけではない
ことです。
バーチャルオフィスよりコワーキングの
月額使用料が高いので上位サービスみたいな
イメージを持つ方もいるかもしれませんが
含まれていないサービスもあります。
具体的には
バーチャルオフィスプランには
スタンダードでもライトでも
住所利用・法人登記・郵便物転送サービス
が月額利用料に含まれていますが
コワーキングには含まれていません。
別途、月額8,000円を支払う必要があります。
なので各プランをしっかり確認した上で
自身にあったプランをカスタマイズする必要があります。
ラウンジにゲストを呼ぶことをできるのはレンタルオフィス会員のみ
ラウンジの響きから
ビジネスパートナーやクライアントさんと
軽めの打ち合わせやコミュニケーションを取る場所
をイメージする方もいると思いますが
ゲストを招待できるのは
レンタルオフィス会員のみです。
レンタルオフィス会員は登録店舗以外の
ラウンジでもゲストを招待することができます。
コワーキング会員はラウンジは
登録者本人のみ利用可能です。
基本休憩利用になります。
コワーキングスぺースが満席の場合
臨機的に作業利用可になります。
バーチャルオフィス会員は
スタンダードプランを選んでいる場合
1時間800円で登録者本人のみ利用可能です。
ライトプランはラウンジ利用不可です。
エキスパートオフィスの『来客対応』とは
シェアオフィスの総合防災訓練 https://t.co/EGhF1mKmdg pic.twitter.com/rfh8lC0HGv
— エキスパートオフィス (@Nisso_Building) December 6, 2019
コンシェルジュ付きのレンタルオフィスや
コワーキングスペースは増えていますが
そのスペースごとに仕事は変わります。
ちなみにエキスパートオフィスの
コンシェルジュの印象ですが
初見で戸惑っている方に早めに案内に入ったり
入館、退館時には立ち上がって挨拶したり
レンタルオフィスのコンシェルジュとしての
仕事ぶりはしっかりしている印象を受けました。
そのコンシェルジュが提供しているサービスとして
・来客対応
・不在来客対応
・荷物受け取り
・ティーサーブ(有料)
があります。
このうち『来客対応』ですが
スタッフさんに伺ったところ
受付で対応した後
コンシェルジュがレンタルオフィスなり
コワーキングスペースなりに呼びに来る
システムだそうです。
直接呼びに来てくれるですね。
なんか嬉しいな。
でも、席外してたら探すの大変そう・・・
まぁ、それは約束があるのだから大丈夫か(笑)
エキスパートオフィスのお勧めプランと判断基準
ここからはエキスパートオフィスで
どのプランを使うかの判断基準を書いていきます。
エキスパートオフィスの使用料金は
ビジネスだとオフィスにあたる『家賃』扱いです。
そして家賃は事業の売り上げの
8~10%が適正値です。
金額ですが内覧したエキスパートオフィス東京だと
レンタルオフィスの坪単価はざっと10万だそうです。
なので見せてもらったこの部屋
ここが2坪強なので20~25万といったところでしょうか?
なのでレンタルオフィスでこの部屋を借りるなら
月額 \200,000とすると \2,000,000
コワーキング利用 月額\32,000(東京店価格)
に『住所利用・法人登記・郵便物転送サービス』
8,000円をつけたとすると
月額 \40,000なので月売上 \400,000
バーチャルオフィス スタンダーパッケージ(東京店)なら
月額 \20,000なので月売上 \200,000
バーチャルオフィス ライトパッケージ(東京店)なら
月額 \10,000なので月売上 \100,000
は現状の売上もしくは事業計画の売上見込みで欲しいですね。
レンタルオフィスプランは非常に魅力的
その上でエキスパートオフィスの
レンタルオフィスプラン
・日本橋駅すぐの立地で住所で使える
・『050』の電話番号が月額料でついてくる
・エキスパートオフィス各店舗のラウンジにゲスト招待可で使用できる
・コンシェルジュによる来客対応(不在時含む)
・郵便物週一回転送
・複合機、イートインスペースあり
など他の類似サービス提供している
運営スペースと比較しても
非常に魅力的と思います。
レンタルオフィスの最大のメリットは初期費用の安さ
またこれはレンタルオフィスそのものの
メリットとも言えますが
賃貸契約ではなく施設利用料なので
初期費用が圧倒的に少なくて済むこと
都内で物件を借りる際の保証金が必要ないことです。
本来、物件を借りる際に
家賃の6ヶ月~12ヶ月分の前払いが必要です。
さらに礼金、敷金で1~3か月分必要なことが多く
家賃が10坪、丸の内なら坪4万とすると月40万
家賃6ヶ月 敷金1か月、礼金1か月とすると
物件取得初期費用320万
家賃12ヶ月 敷金1か月、礼金2か月とすると
物件取得初期費用600万かかる計算になります。
これにデスクや椅子や棚といった
オフィス用品一式がかかります。
これがエキスパートオフィス
でレンタルオフィスを借りた場合
東京店とすると入会金と
レンタルオフィスの2か月分20万で
済むのは大きなメリットです。
ただこれは
他会社が運営するレンタルオフィス
サービスオフィスでも同様になります。
決める前に他店舗も確認することを
お勧めします。
欲しい住所取得目的ならバーチャルオフィス・ライトパッケージ
例えばエキスパートオフィス東京は
東京都中央区日本橋2-1-3にあります。
法人登記を兼ねて住所が中央区日本橋が欲しいのなら
月額 \10,000で日本橋の住所利用が可能です。
この月額プランで
・郵便物週一転送
・来客不在時対応
が含まれています。
港区の住所が欲しいなら品川店
千代田区の住所が欲しいなら麹町店、新橋店です。
ちなみに麹町店は月額 \8,000で利用できます。
コワーキングとバーチャルオフィス・スタンダードパッケージは慎重に
コワーキングは本当に
コワーキングのみの利用と考えて下さい。
ラウンジは本人のみ使用可でゲストを呼べませんし
他の店舗のコワーキングスペースも利用できません。
該当店舗のコワーキングスペースを一度直接確認の上
ご自身の使い勝手としての相性を
判断した方がいいかと思います。
レンタルオフィスを提供している同業の
ビジネスエアポートのマスター会員プランだと
月額 \30,000で
・ビジネスエアポート全店舗コワーキングスペース利用可
・ビジネスエアポート全店舗ラウンジゲスト招待可
で使うことができます。
またコワーキングスペースやラウンジの設備の質も
ビジネスエアポートの方が良いかなという感はあります。
詳しくはこちらの記事で確認してください。
ただ『050』の電話は月額使用料込みで
使えますのでそこにメリットを感じるなら
コワーキングのプランでもいいかもしれません。
そこから『03』に番号を変更したい場合は
初期費用 10,000円
月額回線利用料 3,000円+通話料
(通話料15円/3分 携帯とPHS宛30円/1分)
で使うことができます。
ただし2020年2月現在このサービスは休止中です。
バーチャルオフィス・スタンダードパッケージは
ライトパッケージに『050』の電話番号と
有料オプションの
・ラウンジ利用
・会議室利用
・電話秘書サービス
・専用FAX番号
を別途料金を支払うことで
使う権利が付加されたものです。
価格はエキスパートオフィス東京店で
ライトパッケージ \10,000
スタンダードパッケージ \20,000
となります。
どのオプションが必要かなど
各条件を吟味した上でご判断ください。
最後に
以上がエキスパートオフィスに
内覧してみた上での素直な感想と分析です。
フリーランスの方にしろ
スタートアップの方にしろ
ノマドワーカーの方にしろ
参考にしてビジネスに活かしていただければ嬉しいです。