コワーキングスペースを選ぶ上で本当に大事な10のこと

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100を超えるコワーキングスペースを
実際に使ってきたのですがその上で
これから選ぶ人に伝えておきたい
大事な10のことをまとめました。

料金や設備も大事ですが
同じくらい重要なことです。
コワーキングスペースを契約する前
いや、内見する前にぜひ読んでみてください。

実際にコワーキングスペースを比較した記事はこちら

 

 

 

選ぶ基準1 売上から家賃を考える

コワーキングスペースを選ぶ基準 売上から家賃を考える

経営上コワーキングスペース代は家賃にあたります。
売上、もしくは想定売上に対し
家賃は8%~10%が健全な数値です。
(ビジネスモデルにもよりますが)
なので、高い月額のスペースを使うなら
それに見合った売上かどうかを確認すると
固定費が利益を圧迫することが少なくなり
ビジネスが回りやすくなります。

事業開始前の場合想定売上額や目標額が
なんとなくで設定されていたり
具体的なビジネスモデルが無い状態での
売上予定だと後で大変なことになるので
ある程度は事業計画を作り
その上でのコワーキングスペースの
使用頻度と代替手段を考慮した上で
決めたいです。

選ぶ基準2 仕事場が日々変わるかそれとも固定か

コワーキングスペースを選ぶ基準 仕事場が日々変わるかそれとも固定か

コワーキングスペースを決めるにあたり
・1ヵ所の拠点があれば良い
・複数拠点使えるのが良い
で選び方もブランドも変わります。

1ヵ所の拠点で良いのであれば
利用拠点をしっかりと調べて選べばいいですし
複数拠点使う場合
仕事でいろんな場所に行くから必要なのか
はたまた同じ拠点で仕事するより
その日の気分で拠点を変えた方が捗るからなのかで
選ぶ基準も理由変わると思います。

ちなみに拠点数だと
Regus が200強
BIZcomfortが200弱ありますが
Regusが日本の新幹線や空港がある都市に
まんべんなくあるのに対し
BIZcomfortは関東地方の郊外都市や
住宅地などに多く
(地方都市にもありはしますが少数)
拠点があるのが特徴ですので
自社の都合に合わせて選択すれば良いですね。

選ぶ基準3 仕事に集中できる条件を把握する

コワーキングスペースを選ぶ基準 自分が仕事に集中できる条件を把握する

コワーキングスペースを選ぶにあたり
料金やオプション、設備といった
『拠点側からのデータ』で受動的に選びがちですが
『自分が仕事に集中できる条件を把握』しておいて
能動的にも選ぶ基準を持つ事がとても大事になります。

私の場合

『午前中に窓から陽射しが入ること』
『後ろから覗かれないけど、密閉されていない空間』
『コーヒーがある程度美味しい』

でした。

これは

人によっては
『視線が完全に遮断されている個室の方が良い』
『窓からの明かりよりもデスクスタンドの灯が集中できる』
『飲みものはなんでも良いけどフリードリンクの種類が多く』

もっと言えば
『仕事前はローソンのカフェオレじゃないと始まらないので近くにローソン』
『椅子は高さだけじゃなく背もたれの角度も調整できるもの』
本当に些細な事もあると思います。

人によっていろんな条件があると思います。

そこを丁寧に整えてあげると
『〇〇がないから調子が出ない』
という『やらない理由を潰すこと』ができ
当然仕事の生産性があがるので
いいコワーキングスペース選びができたと言えるでしょう。

選ぶ基準4 機密が守れるスペースがある。

コワーキングスペースを選ぶ基準 機密が守れるスペースがある。

コワーキングスペースを仕事場で利用する際に
注意すべきこととして

『機密情報が漏れないよう取り扱う』
『自社および相手の会社のコンプライアンスの順守』

があります。

コワーキングスペースは
フリーアドレス席だったり
専用デスクでも契約者で同じ部屋で
第3者がPCモニターを覗こうとしたら
防ぎにくい間取りであることが多いです。

なので機密性の高い仕事をする時
もしくはWEB会議で自分や相手が
コンプライアンスを守る必要がある時に
『確実に機密が守れる』環境が欲しいところです。

完全個室がベストですが
WEB会議用専用スペースやテレフォンブース

テレフォンブース

テレフォンブース サーブコープ日比谷セントラルビル

半仕切りのボックス席

KEISEI×BIZcomfort千葉中央 ブース席

KEISEI×BIZcomfort千葉中央 ブース席

でも十分機密は守れます。

ポイントは
・第3者から覗かれない、除きにくい
・WEB会議などの声が聞きとられない
の2つの条件を満たしていること。

例えば今日はそこまで深い話はないからと
こちらが共有スペースWEB会議を始めたら
先方が共有画面に機密性のある資料を表示してしまう
なんてこともあります。

なのでコワーキングスペースを選ぶときは
『機密が守れるスペース』があることを
確認しておくことが必要です。

選ぶ基準5 世間話ができる環境

コワーキングスペースを選ぶ基準 世間話ができる環境

これは別にいらないって人も多いと思います。
ただ個人的にこの環境があるとありがたいなぁ
って最近気づきました。

これは拠点のスタッフさんが多いです。
たまに利用者メンバーだったり。

といってもスタッフさんも暇じゃないので
ちょっと話すくらいにするので
せいぜい2~3分くらいなのですが。

1人で作業に集中していたり
WEB会議をはしごすると
仕事以外のコミュニケーションを
全くしないまま1日が終わるなんてざらにあります。

その時は気づかないのですが
ちょっとした時に拠点のスタッフさんと
何気ない話をすると

『あ・・・だいぶ煮詰まってたんだ』

と気づくのです。

で、数値で振り返るとそういう時は
パフォーマンスも落ちていることがほとんどなので
ちょっとした会話ができるって本当にありがたいのです。

なので無人拠点ってあまり使わないんですよね。

選ぶ基準6 1か月あたりの使用頻度

コワーキングスペースを選ぶ基準 1か月あたりの使用頻度

コワーキングスペースを1ヶ月でどれくらい使うか
によっても変わります。

半分住所登記目的で
コワーキングスペースはたまで良いのと
毎日利用するではコワーキングスペースに求める物が違います。

住所登記目的なら
・不在時の受付対応
・郵便・荷物の預かりや転送
・電話秘書代行や転送サービス

ですし、毎日利用なら
・自分とコワーキングスペースの相性
・家からのだけじゃなく『仕事範囲』からの距離
・ゲストが来た時の利便性
等々求める条件が変わってきます。

『1か月にどのくらいの頻度で使うか』

とは言い換えれば

『1か月何時間このコワーキングスペースを利用するか』
『全仕事量を10としていくつの仕事をここで取り掛かるか』

と考えることもできます。

その時間を明確にしてから
コワーキングスペースを選ぶと
自然と自社に必要なスペースが見えてきます。

選ぶ基準7 内見時に席に座る

コワーキングスペースを選ぶ基準 内見時に席に座る

内見する時、拠点を見て回って
担当者から話を聞いて終わることが多いと思いますが
案内して貰う時に『椅子に座る』ことを心からお勧めします。

『椅子座っていいですか?』

ってちょっとだけ勇気がいるのですが
これ本当に大事です。

・椅子の座り心地
・椅子の高さはもちろん背もたれの角度が変更できるか
・ひじ掛けの位置

などなど。

そしてなにより椅子の本当の真価は
長時間使わないとわからないので
別日にドロップイン利用して
もしくは1日体験をさせて貰って
椅子の座り心地を確認してください。

選ぶ基準8 ゲストと打ち合わせするかどうか

コワーキングスペースを選ぶ基準 ゲストと打ち合わせするかどうか

コワーキングスペースにゲストを呼ぶこと想定するか
それとも完全に作業場所として利用するかで変わります。

作業場所なら自分の通いやすさや作業のしやすさだけで良いのですが
ここにゲストを呼んで打ち合わせをしたい
となると

・最寄り駅からの来やすさ(雨でも濡れない)
・受付が有人で来客対応をしてくれるか
・そもそもゲストを呼ぶことができる拠点か

を確認したいですね。

そもそもレンタルオフィスではなく
コワーキングスペース契約
特にフリーアドレスの場合
『共有スペースのゲスト招待は不可
呼ぶときは会議室利用、もしくは有料で』
な拠点が多いです。

ちなみにそこそこ拠点数があるコワーキングスペースで
フリーアドレス席の料金プランで
ゲストを無料で呼べるのは

Regus(リージャス)
(メンバーシップコワーキング 月15,900円 複数拠点可)
ビジネスエアポート
(マスター会員 月33,000円 複数拠点可)
ビズスマート
(シルバー会員 月22,000円 登録拠点のみ)
(ゴールド会員 月33,000円 複数拠点可)

の3つだと思います。

選ぶ基準9 状況に応じたランチができるか

コワーキングスペースを選ぶ基準 状況に応じたランチができるか

働く上でランチはとても大事です。
胃袋を満たしてエネルギーにする
食事をすることで気分転換になる
といった短期的なことはもちろん
毎日しっかりとした食事をとることが
仕事のみならず人生のパフォーマンスの質に繋がります。

とはいえ『近くに美味しいお店があるか』
のようなグルメ目的で選ぶのはちょっと違います。

コワーキングスペースを選ぶ際に必要なのは
『状況に応じたランチを選択することができるか』
の点です。

この状況とは具体的には

A ランチの時間をしっかり確保できる時に使う店内飲食のお店
B ランチを短めで済ませたい時に使う店内飲食のお店
C コワーキングスペースでランチを済ませたい時の弁当やテイクアウトができるお店
D ランチをしながら仕事をする必要がある時の弁当やテイクアウトができるお店

の4パターンです。

ここの4パターンそれぞれで
美味しく、栄養も取れるお店があることが理想です。

以上4つを踏まえた上で
個人的主観なランチ店ジャンル分けが以下になります。
(ジャンル名が全く統一してないですがご容赦を)

個人店系

個人店系

個人店系 ランチ

A目的のお店ですね。
ジャンルは問いませんが
1軒で良いので美味しい個人店が欲しいです。
ランチミーティングでも使います。

自分へのご褒美店で使うこともあります。

腹いっぱいにしたい系

腹いっぱいにしたい系

腹いっぱいにしたい系

これもA目的です。
午後の眠気とかいいから
腹を満たしたい!な時に使うお店です。

・博多もつ鍋 やまや
・やよい軒
・洋食店
・インドカレー(ナンお代わり)
・とんかつ店
・ラーメン店
・中華料理店

あたりがあると嬉しいですね。

商店街・レストランフロア系

商店街・レストランフロア系

SPACES品川付近のお勧めランチ

A・B目的ですね。
シッピングモールや施設ビルの
レストランフロアだったり
飲食店が立ち並ぶ商店街ですね。

とりあえず行ってからどこにしようか
選びたい時に使います。

歩きながらランチを選ぶのは
働く人の楽しみでもあります。

弁当・キッチンカー

弁当・キッチンカー

屋台DELi丸の内トラストタワー店

C,D目的ですね。
オフィス街によくある日替わりキッチンカー
弁当が揃った屋台deliや
飲食店の店頭での弁当販売とかですね。

バランス系

バランス系 ランチ

個人店、大戸屋、アスリート食堂など
A目的が多いですが
withgreenみたいなサラダボウルお店は
C,D目的でも使えますよね。

できればこのあたりのお店を
ランチの中心にしたいところです。

ファストフード系

ファストフード系 ランチ

B目的が多いですが
C,D利用も少なくないです。
とにかく早く済ませたい時です。

吉野家等牛丼系
富士そば、ゆで太郎等立そば系
モスバーガー等ハンバーガー系
個人的に回転寿しもよく使います

ランチタイム過ぎても開いている系

ランチタイム過ぎても空いている系

14時すぎてランチタイムを外してしまった時に
使えるお店をもっておくと便利です。
チェーン店や商業施設内店舗や
カフェや喫茶店は通し営業が多いです。
お店を探してうろうろする時間が勿体ないので
いくつかリストアップしておくと効率が良いです。

選ぶ基準10 効率よく『リフレッシュ休憩ができる』

コワーキングスペースを選ぶ基準 効率よく『休憩ができる』

仕事の効率を上げるために適切に
リフレッシュする、休憩をとることは大事ですね。

余談ですが個人的に
リフレッシュ→気分転換 緊張の糸を緩ませる
リラックス→休憩 緊張の糸をほぐす、途切れさせる
なイメージがありまして。

私はリラックスしてしまうと
もう仕事に戻れないので
もしくは戻るまで多大な時間がかかるので
仕事中はリフレッシュのみにしています。

本題に戻りますが
コワーキングスペースを選ぶときに
効率よく『リフレッシュ休憩ができるか』
もふまえておきたいですね。

この基準で選ぶにはそもそも
『自分が何でリフレッシュできるか』
を把握している必要があります。

例えば自分の場合

・10~30分の仮眠
・運動ができる(ランニング)
・風呂やシャワー(スーパー銭湯)
・心から美味しいと思えるものを食べる
・音楽を聴く

となのですが特に仮眠を重要視していまして。

仮眠しやすい拠点としにくい拠点は
はっきりと別れます。

一番は拠点に仮眠できるスペース
(仮眠専用の意味ではなく
仮眠に使えるスペースがある、の意)
があること。

次点に利用者が少ない拠点なこと。

そして大事なのが『利用者層の質』ですね。

電話やWEB会議をテレフォンブースに行かず
共用スペースで大声で話す
ドリンクを音を立てて飲む
といったデリカシーが無い人が一定数いると
仮眠、というかそもそも作業に集中するのも
難しいかもしれません。

ちなみにコワーキングスペースの近くに
ランステがあることが多いのですが
おかげで煮詰まったりするとすぐ走ります。

すると走ってる最中に
『そうだ!こうしよう!』
『あー!あれで良いのか!』
な気づきがでてきて解決することが多々あります。

ちなみに走るまで行かなくても
散歩でも十分効果があるのでお勧めです。

散歩ならどこのコワーキングスペースでも
ほぼほぼできますからね。

 

 

 

最後に

以上が100を超えるコワーキングスペースを
実際に使ってきた上で
これから選ぶ人に伝えておきたい
大事な10のことです。

 

 

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